予算特別委員会「教育委員会」審査より【5】
5 GIGAスクール構想
(1)GIGAスクール初年度の授業でのICT活用イメージ《学校教育企画部長答弁》 [答弁概要] これまで、例えば、小学校では、iPadで写真や動画を撮影して学習に活用したり、パソコンルームでインターネットを通じた調べ学習をしたりするなどの経験を積んできています。 1人1台端末によってそれらの活動をさらに充実させるとともに、新たに導入したクラウドサービスを活用した学習も一歩一歩進めていくことができるように支援していきたいと考えています。
(2)ICT支援員が現場での支援をスムーズに行うための取組《教育長答弁》 [答弁概要] ICT支援員につきましては、今回の予算でも、小学校でたどると2倍の頻度にさせていただく予算になっております。 教員や児童生徒とのコミュニケーション力を高めるような研修をICT支援員に対しても実施していきたいと考えています。 また、学校の取り組みを推進するために必要な情報や好事例等を支援員の皆さんの間で共有していただき、学校の状況に応じ、ICT活用が進むよう工夫しています。 地域や学校の状況により、ICTの現時点での活用状況は異なっていますが、支援員の協力も得ながら、効果的な授業での活用を推進してまいります。
(3)学習者用デジタル教科書についての対応《学校教育企画部長答弁》 [答弁概要] 「学習者用デジタル教科書」は児童生徒が拡大縮小、ペンやマーカーで書き込むことを簡単に繰り返すことができるなど、効果的な機能も備えられたツールだと考えています。 来年度、文部科学省で学習者用デジタル教科書実証事業を実施する予定であるため、本市としてもモデル校を募り、33校が応募したところです。 文部科学省から採用されれば、モデル校で試行し、その効果等について検証をしていきたいと考えています。
(4)中長期的な視点での進捗管理《教育長答弁》 [答弁概要] 昨年9月に公表した「横浜市におけるGIGAスクール構想」には、今まさに進めるべき短期的な取組に加え、コンピューター上で行われるテストの実施やバーチャルリアリティ技術の活用など、中長期的な取組も盛り込んでおります。 構想に掲げた取組がより効果的な取組となるよう、今後策定する次期の横浜市教育振興基本計画に盛り込み、予算確保も含めて現場を支えながら推進していきたいと考えております。