交通局審査より7 7 地下鉄・バスの安全運行 (1)安全運行の維持に向けた課題 【答弁(安全管理部長)】 安全に運行するためには、全ての職員が常に安全を意識して業務にあたることが必要です。 交通局は、地下鉄・バスともに、過去に大きな事故を発生させてしまいましたが、これらの事故の発生後に採用された職員が年々増えてきており、当時を知る職員と入れ代わっている状況です。 このような中で、全ての職員がこれまでに起こした重大事故を教訓として、安全意識を高く持ち続けることが課題であると考えています。
(2)職員に安全意識を浸透させるための取組 【答弁(安全管理部長)】 過去に起こした重大事故を重く受け止め、職員一人ひとりが安全について主体的に考え、自らの行動を見つめ直す場として、「安全研修」を実施しています。 この研修は、事故を知る職員による安全講話や職員同士のグループ討議等を行っています。 また、毎年12月に「交通局安全大会」を開催しています。 これは、重大事故を風化させることなく、事故の反省とそこから得た教訓を伝えていくため、非番の職員を中心に約400名が一堂に会し、当時の状況や再発防止の取組等を発表するものです。 こうした取組を通じて、新採用職員からベテラン職員まで、安全最優先の意識の浸透に努めています。
(3)安全運行に対する想い 【答弁(局長)】 厳しい経営状況の中でも、安全対策への投資は進めてまいりましたが、安全な運行には、「人の力」が何より大切だと考えています。 一人ひとりの職員が、安全につながる取組を自分事として捉え、自分なりに考え、安全に資する行動をとることがとても重要だと思います。 安全に関する研修に加え、日常的な安全啓発も活用して、安全意識の向上に取り組んでまいります。 安全運行の維持に向けて、全ての職員が一丸となって弛まぬ努力を続けてまいります。