総合審査 質疑報告14

総合審査の質疑報告より 【11】南部病院再整備支援事業 次に、南部病院再整備支援事業について伺います。 市南部地域の急性期医療の中心的役割のほか、救急や災害時医療等の政策的医療を担う南部病院の移転再整備については、地域の方々の関心は非常に高く、期待もされています。 一方で、現病院は港南台駅前という非常に利便性の高い場所に立地していますが、移転先の資源循環局旧港南工場は、駅から約1.4㎞ほど離れているため、地域の方々からは、病院までのアクセスについて一部不安の声も聞こえています。そこでまず、 (1)新病院への来院者のアクセスの想定について、医療局長に伺います。
【答弁】 《新病院の外来患者数は、1日800人程度の想定です。これらの外来患者の来院手段について、南部病院において現病院の来院者の状況を基に試算したところ、おおむねバスが50%、車が45%、徒歩・二輪車が5%程度と見込んでいます。 なお、自家用車での来院増に備えて、駐車場も十分に確保すると聞いています。》
ただいまの答弁では、車での来院者が45%と約半分近くということですが、新病院は環状3号線に面しており、車でアクセスする際、右折で進入することは難しいと思いますので、西側の戸塚区や栄区方面など、反対車線からの患者さんは、迂回して来院していただく必要があります。 その場合、一部車両が新病院前の住宅街の中を通行するのではという懸念もあります。また、比較的少ないとは言え、歩行者の往来も気になるところです。そこで、 (2)新病院への来院者が住宅地内を通行することへの地域の懸念にどのような対応をするのか、医療局長に伺います。
【答弁】 《神奈川県警と住宅地内の安全確保策の協議を行っているほか、今年度に交通量調査の実施を予定しています。 南部病院からは、住宅地を避けた来院ルートについて、病院のホームページや看板を設置して周知するなどの具体的な対策を検討していると聞いています。 今後、神奈川県警との協議や交通量調査の結果も踏まえ、地域の皆様の安全・安心につながるよう、しっかりと対応してまいります。》
 地域の安全に十分配慮して、検討を進めていただきたいと思います。 また、車の運転ができないため、バスを利用せざるを得ない方への配慮も必要と考えます。先ほどの答弁でも半数の方がバス便を利用するとのことで、港南台駅からのバス便が十分にあるのかも不安です。そこで、 (3)港南台駅から新病院までのアクセスをどう考えているか、医療局長に伺います。
【答弁】 《港南台駅から新病院までは、主に路線バスを利用していただくことを想定しています。現状では、港南台駅から新病院方向へ向かう路線バスが朝の7時台で11本、8時台で6本運行しています。 開院に向けて、これらのバス路線についてもバス事業者と増便について協議するなど、本市として必要な支援をしていきます。》
様々な検討が進められていることは分かりました。 南部病院が引き続き港南台地区で整備されるということで安心する住民がいる一方で、駅から遠くなることを危惧する方もいます。 移転先の近隣の住民の方々に心配をかけないよう、迅速に事前に対策をすることが重要です。そこで、 (4)新病院のアクセスや交通対策については、市が連携して対応すべきと考えるが、市長の見解を伺います。
【答弁】 《新病院の再整備に当たっては、アクセス手段や交通対策なども含め、これまでも南部病院と密に連絡を取り合いながら、関係機関等との調整を進めてまいりました。 来年度以降、実施設計や工事が始まるなど、再整備が本格化していきます。通院の利便性などを高めるために本市と病院が今まで以上に連携し、地域の皆様への説明会などを通じて丁寧に事業を進めてまいります。》

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