令和2年度4定一般質問より11(ラスト)

おはようございます‼️ 今朝は、午前中は雨のようです。 くれぐれも体調管理に気をつけていただき、良い年をお迎えください。
昨日に引き続き、令和2年度 第4回定例会 一般質問より11(ラスト)を報告させていただきます。
一般質問でも触れましたFAO(国連食糧農業機関)駐日連絡事務所への表敬訪問時の写真を添付
12 地球温暖化対策
次に、地球温暖化対策について伺います。 先般、菅内閣総理大臣は、2050年までの脱炭素社会の実現を目指すことを宣言されました。 この宣言は、我が国にとって非常に大きな転換点になると思いますが、宣言の背景には、横浜市をはじめとする、国に先駆けて「2050年脱炭素化」を宣言した「ゼロカーボンシティー」の後押しがあったと聞いています。 また、この困難な目標を実現するためには、国だけでなく様々な非政府アクター、とりわけ都市の役割が重要と言われています。 そこで、脱炭素化の実現のために大都市の果たす役割について、市長のご見解を伺います。
【答弁】 市民や事業者の皆様とともに、気候変動の危機感を共有し、具体的な行動を実践していくことこそが、基礎自治体の役割です。 本市において、先進的な大都市モデルを構築することで、日本全体の脱炭素化に貢献していきます。
現在、横浜市は、熊本大学他と連携してEVバスの営業路線における実証を行っています。 このような産官学の連携はそれぞれの強みを生かしあう取組であり、これまでも数多くの成果を上げてきました。 また、11月に民間団体主催で開催されたフォーラム「ウイズコロナ時代の地域循環共生圏と電力の地産地消」では、市内の中小企業を中心に、温暖化対策と防災減災、地域経済の復興をいかに実現するか、活発に議論が交わされました。 こうした多方面にわたる連携の取組が、2030年のSDGs達成、さらにはその先の2050年の脱炭素化につながると思います。 そこで、多様なステークホルダーとの連携による温暖化対策の取組について、市長にお伺いします。
【答弁】 本市は、これまでも市民や事業者の皆様、活動団体等との太いつながりを生かして、スマートシティプロジェクトやSDGsデザインセンターなどで、大きな成果をあげてきました。 脱炭素社会の実現に向けて、国や産業界との連携を更に深め、イノベーションの加速化や、経済社会の変革に挑戦していきます。
これからの取り組みを、どうやってSDGsの目標達成や脱炭素社会の実現に結び付け、将来の視点でいかに取り組めるかということが問われています。 人を結び付け、様々な連携の取組を広げるには、目標やビジョンをしっかりと共有できるよう、わかりやすい見せ方が必要です。 それぞれの持てる力をしっかりと引き出し、大きな成果を上げていただくよう要望します。
13 国際機関への支援を通じた国際平和への貢献
最後に、国際機関への支援を通じた国際平和への貢献について伺います。 今年のノーベル平和賞は、WFP 国連世界食糧計画が受賞しました。 WFPは食糧支援を通じた飢餓と貧困の撲滅を達成するために世界中で広く活動しており、このたびその活動、とりわけ紛争地域における平和への貢献が高く評価され受賞に至りました。 WFPと同様に、飢餓や貧困の撲滅に取り組む国際機関で横浜に日本事務所を置く国際機関としてもう一つ、国連食糧農業機関 FAOの存在も重要です。 我々公明党では、経済的貧困や飢餓、感染症、紛争などの脅威から一人一人の人間を守る「人間の安全保障」という理念を重視してきました。 新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大によって、食糧の生産、流通などに多くの影響が生じ、世界の飢餓人口が更に増加することも懸念されていますが、このような状況だからこそ、WFPやFAOが世界の平和と安定に果たす役割はますます重要になると考えます。 そこで、WFP、FAO等の国際機関との一層の連携強化が必要と考えますが、市長のご見解を伺います。
【答弁】 本市は、ウォーク・ザ・ワールドや世界食料デーなどを通じて、国際機関と連携を深めてきました。 新型コロナウイルス感染拡大により、国際機関の活動は、ますます重要となっています。 横浜に国際機関の拠点があることは、市民の皆様の国際協力への理解、特に次世代にその大切さを伝える上で横浜の貴重な資産であり、より一層連携を強化していきます。
今回のWFPによるノーベル平和賞受賞は、これまでの本市によるWFP日本事務所への支援が、国際平和への貢献に繋がっていることを証明したと考えます。 平成30年にわが党の主導により全会一致により制定された「横浜市国際平和の推進に関する条例」においても、「地球規模で生じる飢餓、貧困等の諸問題を解決し、誰一人取り残されることのない社会の実現のためにも、国際協力等の国際平和への貢献が必要」と掲げています。 そこで、WFP のノーベル平和賞受賞を契機とした国際平和の実現に向けた決意を市長にお伺いします。
【答弁】 今回のWFPのノーベル平和賞受賞は、同団体を長年支援してきた横浜市としては、大変嬉しく思います。 国際機関への支援を始めとする地球規模の課題の解決に向けた本市の取組が、世界の平和と繁栄に貢献するものであることを、改めて確信しました。 今後も、国際機関への支援等の取組を推進し、国際平和の実現に貢献していきます。
国際平和推進条例の理念を踏まえながら、国際協力や国際機関への支援が、いずれは市民の平和で安心な生活と国際平和に寄与していくという好循環を生み出していってもらうことを願い、私の質問を終わります。


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