1こども青少年局審査より

令和7年度予算 こども青少年局審査より 1 子育て応援アプリ「パマトコ」  はじめに、子育て応援アプリ「パマトコ」について伺ってまいります。  昨年7月から稼働した子育て応援アプリ「パマトコ」ですが、登録者数やオンライン申請の利用数なども順調に伸びていると聞いています。  手続や情報が一元化されることで市民の利便性向上につながると思いますし、「時間をお返しする」というコンセプトには私も賛同しておりますので、今後の展開等を含めていくつか質問させていただきます。  リリース以降、市民からパマトコに関する意見を募るなど改善への意欲が見えますが、  まずは、 (1)パマトコを利用する市民から見た課題をどう捉えているか、総務部担当部長にお伺いします。 答弁  昨年7月のリリースから継続的に市民の皆様からご意見を募り、現在1,000 件を超えるご意見、ご提案を頂戴しています。  当初は、視認性などの使いやすさへのご意見を多くいただいていたことを踏まえ、トップ画面や申請手続きのUI/UXの改善を進めてきました。  現在は、申請手続き以外のコンテンツのアクセス履歴が少ないことから、各コンテンツへの導線の改善や、魅力あるコンテンツの拡充も進めています。
 市民の意見に耳を傾けようとする姿勢は評価できますが、システムにおいては、日々利用する職員側の操作性も非常に重要だと思います。  そこで、 (2)職員から見た課題をどう捉えているか、総務部担当部長にお伺いします。 答弁  職員からは、職員側の画面において、「市民側に情報を公開する際のプレビュー機能を拡充してほしい」「区内で開催される 多くのイベント情報を効率的に入力できる機能が欲しい」等の意見を聞き取っています。  それらの意見は業務の効率化に必要なものであり、ひいては市民の皆様の満足度向上にもつながると考えますので、順次改修を進めていきます。
 パマトコは市職員だけでなく地域子育て支援拠点などの関係機関も携わっており、拠点の現場からは課題感も聞こえてきています。  そこで、 (3)地域子育て支援拠点から見た課題と改善の方向性について、局長にお伺いします。 答弁  地域子育て支援拠点のシステムは、市民の皆様の利便性向上のため、パマトコとシステム間で連携しています。  そのため、パマトコの操作に関するお問合せも、拠点の現場で対応いただくことが多くなっていると認識しています。  拠点の皆様のご意見を踏まえ、対応マニュアルを整備するとともに、必要に応じてシステムの改修を行っていきます。
 パマトコは令和7年度に学齢期まで対象を拡大するとのことですが、連携先の1つとして、キッズクラブや放課後児童クラブの入会申込や入退室を管理する「放課後e-場所システム」が予定されており、このシステムは、先月から稼働していると聞いています。  そこで、 (4)システム導入にあたって、クラブへの支援の状況について、青少年部長にお伺いします。 答弁  これまで、全クラブを対象に、サポートセンターを設置するとともに、システムの操作方法を説明する動画の配信や、オンラインでの説明会を19回開催しました。  加えて、希望するクラブを対象にオンラインでの個別相談会を実施するなど、それぞれのクラブのニーズに合わせた支援も行っています。
 システムの導入は事務負担が軽減されるなど、クラブにもメリットがありますが、現場のスタッフの中には、パソコンなどの扱いに不慣れな方もいらっしゃり、私の地元港南区のクラブからも、システムの導入に不安を感じているとの切実な声が届いています。  そこで、 (5)今後のクラブへの支援の方針について、局長にお伺いします。 答弁  クラブのみなさまが抱える不安感の解消に向けまして、ご希望のあるクラブを対象にということになりますが、これまでのオンラインでの相談に加えまして、訪問による導入サポートを行います。  あわせて、操作説明動画やマニュアル等についてもさらに充実させていきます。  各クラブに安心してシステムをご利用いただけるように、引き続き現場のスタッフの皆様のご意見もいただきながら、しっかりと支援してまいります。
 パマトコの利用者拡大や更なる利便性向上のためには、今後もさまざまなシステムとの連携を検討していくことになりますが、現場の方々が不安にならないよう進めていただきたいと思います。  一方、昨年、パマトコと連携しているシステムにおいて個人情報の流出事案がありました。  連携先の増加に比例して、パマトコそのものが抱えるリスクも大きくなると思います。  そこで、 (6)市民の皆さんに安心してご利用いただけるよう確実なセキュリティ対策を講じるべきと考えますが、局長のご見解を伺います。 答弁  パマトコ本体は、世界的に信頼度の高いクラウドサービスである「セールスフォース」を基盤として構築しています。  常に高度なセキュリティ対策が図られていると認識しています。  一方、委員ご案内のとおり、データ連携する際には、連携先システムとの関係もありますので、連携先システムのセキュリティ強度も確認したうえで、常に最新技術を活用して対策を進めていきます。
 連携先のシステムで問題が起きた場合を想定して、平時からしっかりと検討していただくよう要望しておきます。  パマトコに限らず、システム開発で得られた知識や経験は市の財産とも呼べるものだと考えております。  しかしながら、未だそれらが市全体で活用されているとは言い難い状況だと感じております。  そこで、 (7)先行するシステム開発で得られた知見を横展開し、全市的に活用すべきと考えますが、副市長のご見解を伺います。 答弁  システムの構築には専門的な知識が必要であり、パマトコにおいても、こども青少年局を中心に、デジタル統括本部が支援するなど、関係部局が連携して開発し、多くの市民の皆様にご利用いただいています。  開発により得られた知見は本市の財産であり、デジタル統括本部とも引き続き連携を図りながら、その経験を全市的に活用する方策を検討していきます。
 パマトコがどの立場の方からも評価される存在となることを期待して、次の質問に移ります。

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