総合審査の質疑報告より 【12】投票所での電動車いすへの対応 次に、投票所での電動車いすへの対応について、伺います。 7月に参議院選挙があり、横浜市の投票率は55.36%と前回3年前に比べると5.66ポイント増加しております。 そのような中で、車いすをご利用の方から、ある公共施設の「臨時期日前投票所で投票をしようとしたが、その投票所の入口までの通路の舗装が車いすでは移動しずらいデコボコなどがあったため、そこでの投票はあきらめ、区役所の期日前投票所で投票した」との連絡をいただきました。結果的にこの方は投票はできましたが、同じような思いをされている方もいらっしゃるのではないかと思います。そこで、 (1) 前回及び今回の参議院選挙において、車いすで投票された方の人数を選挙管理委員会事務局長に伺います
【答弁】 《前回、令和元年7月執行の参議院選挙では、当日投票所が1,493人、期日前投票所が1,953人、合計で3,446人の方が車いすで投票され、今年7月執行の参議院選挙では、当日投票所が1,646人、期日前投票所が2,257人、合計で3,903人の方が車いすで投票されました。》
車いすを利用されている人が、今後もより一層増えることが想定されます。 選挙管理委員会に伺ったところ、7月の参議院選挙では市内630か所ある当日投票所について、車いすをご利用の方がスムーズに投票できるよう、常設のスロープがない場合は、仮設スロープを設置する対応を取っているとのことでした。 港南区のある投票所でも投票所に指定されている施設に常設のスロープがなく、選挙管理委員会が仮設スロープを設置しているのですが、電動車いすをご利用の方が投票所に行った際に、従事者からスムーズな対応を得られず、大変困ったというお話を伺いました。そこで、 (2) 今後、電動車いすで投票所に来られた方への応対をどのように行っていくのか、選挙管理委員会事務局長に伺います。
【答弁】 《まず、電動車いすを御利用の選挙人に大変、御不快な思いをさせてしまったことに対しましてお詫び申し上げます。 投票所で常設のスロープが無い場合に設置している仮設スロープにつきましては、電動車いすの通行も可能となっております。 また、従事者には状況に応じて声掛けや移動の補助などの徹底をしておりましたが、対応が不十分なところもあったと認識しております。 来春の統一地方選挙に向けまして、電動車いすを御利用の選挙人がお困りにならないよう、従事者に説明会等を通じて、適切な応対ができるよう徹底してまいります。》
公共施設に限らず、様々な場所を投票所として指定していることから、ソフト面を含めて対応の充実をお願い致します。