総合審査の質疑報告より 【10】みなとみらい21地区周辺の歩行環境 次に、みなとみらい21地区周辺の歩行環境について伺います。 高島町駅からみなとみらい21地区へのアクセスについては、地下鉄の出入口を出て交通量の多い国道1号を横断し、更にその先で長い斜路で構成された高島歩道橋を使ってもう一度国道1号を渡る必要があり、上下移動が多く、歩道橋にはエレベーターが無いなど、バリアフリーの観点からも課題のある経路となっています。 この課題においては、かねてから地域より要望を受けており、最近ではみなとみらい21地区に事業所を構える7社連名で改善策の検討について要望書が提出されています。そこで、まず (1)地下鉄高島町駅からみなとみらい21地区への歩行環境改善に向けた取組状況について、都市整備局長に伺います。
【答弁】 《令和3年度に高島町駅から駅前の国道16号を横断する複数の対策案を検討いたしました。 その結果、高島町交差点に新たな横断歩道を設置する案が、経済性にも優れておりまして、みなとみらい方面との歩行者のアクセスも向上するとの結論に至っております。 この検討結果を基に、円滑な車両通行、それから歩行者の安全性などについて現在検討しており、所管する道路管理者や交通管理者と調整を進めてまいります。》
これまでの検討を踏まえて、その実現に向けて県警や国など関係機関との協議を着実に実施して頂くことをお願いします。 さて、みなとみらい21地区は、高島町駅周辺の旧市街地との連絡強化はもとより、橫浜駅周辺地区から関内・関外地区に至る都心臨海部を連絡一体化することが開発の基本概念であったと認識しています。 事業着工から40年の歳月を経てようやく街の完成形の姿が見えてきました。これからは、いかに周辺地区との一体化を図っていくかが重要で、そのためには、歩行環境の充実が必要不可欠であると思っています。そこで、 (2)みなとみらい21地区を中心とした都心臨海部の歩行環境の充実と更なる回遊性の強化が必要であると考えますが、市長の見解を伺います。
【答弁】 《 都心臨海部では、みなとみらい21地区などの横浜らしさを象徴する水際線や、関内地区における歴史を感じる空間、魅力ある商店街などをネットワークとしてつなげることで、歩いて楽しめる歩行者空間を形成することが重要であります。 また、歩道の拡幅や歩行者デッキの整備など、安全で快適な歩行者空間を形成していくことも重要ですし、これらを両輪で進めることによって、都心臨海部全体の回遊性を高めてまいります。》