総合審査の質疑報告より (3) 高齢者施策におけるDXの推進 次に、高齢者施策におけるDXの推進について伺います。 新たな中期計画の素案において、重点的に取り組む政策として「高齢者を支える地域包括ケアの推進」が掲げられていますが、その推進にあたっては、中期計画素案の基本姿勢に盛り込まれた「DXの推進とデータ活用・オープンイノベーションの推進の視点」も大切だと考えます。 地域包括ケアシステムは、日常生活圏域ごとの包括的な支援・サービスの提供体制とされていますが、地域ごとの特性に合わせて推進していくためには、医療や介護などのデータを活用していくことも重要ではないかと考えます。そこで、 ア 地域包括ケアの推進において、医療や介護などのデータをどのように活用していくのか、市長に伺います。
【答弁】 《地域包括ケアの推進に当たっては、地域特性に応じた、きめ細かな事業立案等を行うことが重要だと考えています。 そのため、医療や介護等のデータを一体的に、かつ、日常生活圏域ごとに集計・分析を行い、介護予防や居場所づくりなど地域に必要な取組の充実に着実につなげています。 今後もデータを活用しながら地域包括ケアに取り組んでいきます。》
また、現在国において、介護保険分野を中心とした各種手続きや記録の電子化、データ分析・活用等におけるDXの推進に向けて準備が進められています。本市の地域包括ケアシステムを推進する上でも、こういった国の動向を踏まえたDXの推進が今後、大変重要になると考えています。 イ そこで、高齢者施策におけるDX推進の方向性について、市長に伺います。
【答弁】 《介護保険の要介護認定等の手続きや介護事業者による申請手続き等について、今後、オンライン化を進め、市民・事業者の皆様の利便性向上を目指していきます。 また、医療・介護等のデータを基に大学との共同研究を行い、要介護度悪化の要因等の分析を進めています。 これらの成果を今後の高齢者施策の立案や検証に生かしていきます。》
デジタル時代にふさわしい高齢者施策の推進をお願いし、次の質問に移ります。