本日は、教育会館にて第5回神奈川未来フォーラムが開催され、地域の方々と参加させていただきました。
講師は、
釜石の奇跡で防災教育の専門化 群馬大学 片田敏孝先生
講演内容
『近年の大規模災害に学ぶ 地域防災のあり方』です。
過去に度重なる津波被害を味わい、先人たちが後世に託そうとした思いを小学生、中学生たちと一緒に考えていきながら、実効性のある防災教育を育んでいく中で、釜石の奇跡は、成し遂げられた。しかしながら、1000名の犠牲者がいることを受け止め、活動を続けておられる。
以下、今後の防災教育に検討すべきポイントを記載。
・海溝型の大地震は、必ず起きる
・大きな揺れが長い時は、震源域・津波も大きい
・見直された被害想定に対する向き合い方が悲観的過ぎる傾向あり(避難放棄者・避難過疎)。正しく恐れる。
・国土強靭化と釣り合いがとれる国民強靭化も大事
・台風被害の傾向が変わってきている。過去最大級の発生を考慮し、事前検討すべき。
・中学生への防災教育は、助けられる人から助ける人へとの姿勢を実践できるように取り組んでいる。
・脅しの防災教育は、行動につながらない。
・知識を高めるだけの防災教育もだめ。
・片田先生は、姿勢の防災教育を進めるべきと考えている。大地震→高台へ逃げることを決めているこどもに知識は、有効。
など本当に勉強になりました。
今後の横浜市での防災教育に活かせるよう研鑽していきます。