≪消費生活相談関連情報を抜粋で紹介≫
平成25年度上半期(4月〜9月)消費生活相談概要
「健康食品の送りつけ商法」と「ファンド型投資商品」の相談が増加!
~依然と多い「出会い系サイト等の不当請求」「住宅リフォーム」~
●代表的な相談の特徴と傾向
< 高齢者を狙った工事・建築(住まいのリフォーム)相談が増加!>
突然、訪問してきた業者に、築年数の経った家の不具合を指摘され、思わず屋根の葺き替え工事や、外壁塗装工事の契約をしてしまった。落ち着いて考えたら高額で、他の業者から見積もりを取って比較検討もしていないので解約したい等の相談が多く寄せられており、相談件数は533件で、順位では前年度同期と同じ第3位となっています。中でも70歳以上では、186件と前年度同期より約40件増えています。
「近所の工事で迷惑をかける」という挨拶を訪問のきっかけにしたり、「近所を工事しているので今なら安くできる」という特典を強調するような販売トークが行われたりする事例が多数見られます。
<健康食品の送りつけ商法が激増!>
高齢者は、テレビや雑誌等の通信販売で、日頃から多数の健康食品を購入しています。「いきなり電話がかかってきて健康食品が送りつけられ、記憶が曖昧なまま代金を支払ってしまったが、よく考えたら頼んでいないので代金を返してほしい」というような相談が多く寄せられました。その相談件数は314件で前年度同期より306件増えており、中でも268件が70歳代以上の高齢者となっています。このような送りつけの多発により、健康食品の相談件数は475件と、前年度同期18位から4位に上がりました。
また、現金書留の封筒を同封して送金を強要するという新たな手口も出ています。
<ファンド型投資商品(金融商品)のトラブル多発!>
カタログを送りつけたり、電話で勧誘したり、何社もの会社が関わって投資を誘う「劇場型勧誘*」の相談件数が80件と前年度同期より35件増えています。海外の不動産への投資、ファンド型の投資商品を買うための名義貸し等、さまざまな手口で巧みに信じ込ませては大金を払わせています。
* 複数の業者が登場し、さも「演劇」のように仕立て上げられた勧誘が行われるため、「劇場型勧誘」と呼ばれています。甘い儲け話は要注意です。
詳細は、下記リンク参照